脱炭素の実現の成否が企業・国家の競争力を左右する時代に突入しており、我が国としても、2022年7月から
開催しているGX実行会議において、産業革命以来の化石エネルギー中心の産業構造・社会構造をク
リーンエネルギー中心へ転換し、エネルギー安定供給、経済成長、脱炭素の3つの同時実現を目指す
GXの議論を進めてきました。
将来にわたってエネルギー安定供給を確保するためには、エネルギー危機に耐え得る強靱じん
なエネルギー需給構造への転換が必要です。そのため、化石エネルギーへの過度な依存からの脱却を目指し、エ
ネルギーの安定供給の確保を大前提として、徹底した省エネの推進、再エネの主力電源化、原子力の活
用等に取り組んでいきます。
また、国際公約達成と、我が国の産業競争力強化・経済成長の同時実現に向けては、様々な分野で投
資が必要となります。その規模は、一つの試算では今後10年間で150兆円を超えるとされ、この巨額
のGX投資を官民協調で実現するため「成長志向型カーボンプライシング構想」を速やかに実現・実行
していく必要があります。具体的には、「脱炭素経済構造移行債(以下「GX経済移行債」という。)」等を活用した20兆円規模の大胆な先行投資支援(規制・支援一体型投資促進策等)を行っていくとともに、カーボンプライシング(排出量取引制度・化石燃料賦課金)によるGX投資先行インセンティブ及び新たな金融手法の活用の3つの措置を講ずることとされています。
注:環境経営の専門家をご希望の方は「環境経営士養成講座」のホームページhttps://www.compact-eco.com
をご参照下さい。
この講座は「環境教育促進法」(略称)の認定講座として国(主幹:環境省)から認められています。
